高気密・高断熱住宅と 薪ストーブ

我が家について少しお話いたします。
 
私は建築の専門家ではありませんし、薪ストーブの専門家でもありませんので、あくまで、消費者として、3年暮らしてみた感想を述べさせていただきます。
 
とっても気に入っているのでちょっと割り引いて読んでいただいたほうがいいかもしれませんが、感想です。
とっても気持ちがいい!
冬あったかい
夏涼しい
結露がない
部屋の温度差がない
F3で全館あったかい
 
さて、高高について少し述べます。以前に設計・施工会社を決めた経緯を記載しましたが、高高住宅を研究して決めたわけではありませんので、他社さんとの比較はよくわかりません。
 
何をもって高気密、高断熱というのか?定められた規制、基準は特にないようです。
一般的に用いられる値は、NEDOで定めた「次世代省エネルギー基準」で、千葉県での値は
断熱性能Q値2.7以下、気密性能C値5となっており、我が家の設計基準値は断熱性能Q値2.0以下、気密性能C値1.0以下ということですので、大幅に上回っているようです。かつ引き渡し前の実測値では設計基準も大きくクリアしていました(数値は忘れました)。
 
気密性を高める(隙間をなくす)、断熱性を上げる(断熱性の高い断熱材をつかう)ため、外断熱工法がとられています。簡単に言うと家の外側を断熱材で覆い隙間をすべて目張りをして、気密性を高めているようです。
つまり家を魔法瓶のようしてしまうといっていいかもしれません。外気と遮断されていますので、暖房効率、冷房効率が非常にいい。省エネということです。
 
さて、高気密であるがゆえに必要になるのが24時間換気システムです。
我が家の仕組みを簡単に紹介します。
イメージ 1真中の丸いのが吸気口です。
壁の中を伝って吸気されます。
家の西側、南側に数十か所設置されています
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排気口です。
キッチン・トイレ・風呂・部屋の北側の排気口からパイプで一か所に集め強制排気しています。
 
 
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吸気口の下に見えるのが
換気システムのコントロール部です。
この壁の向こうに換気システムがあり、外へ排気しています。
 
24時間常に空気が緩やかに動いているようです。
また、空気の流れを生かすため、極力間仕切りをなくした間取りになっています。
 そんなことが、結露が発生しない、部屋の温度差がない要因だと思います。
お風呂場のカビなんて無縁ですよ。
 
 
さて、薪ストーブですが、薪ストーブに限らず、暖房効率が良いわけですから、どんな暖房器具でも省エネ運転出来ると思いますが、間仕切りの少ない構造も相まって、F3一台で全館ポカポカになります。好みとしてはもう少し大きなストーブにしたかったのですが、F3がベストな選択だったと思います。
ちなみに延床面積 / 129. 08m2 (39.0坪)の2階建てです。
 
昨シーズンは暖房はすべて薪ストーブで賄ったのですが、10月から3月ぐらいまでで3tonちょっとでした。
朝一時間ぐらい焚いて、日中は暖房なし。夕方5時くらいから焚き始めるといった感じで、薪の使用料も少なめなのではと思います。
 
唯一気をつけなければいけない点は、強制換気をしているため、室内は負圧状態になっています。
したがって、ストーブの焚き始めは、煙がストーブの吸気口から漏れ出します。
煙突効果が高まるまでは負圧を解消する必要があります。
我が家では、窓を少し開けて解消していますが、これは外気導入口をストーブの周りに設けるべきだったと思います。これから家を建てる方は参考にしてください。

ちなみに、我が家を設計、施工してもらったのは、千葉県野田市バウハウスという会社です。
これから家をという方は、のぞいてみてください。
 
まわしものか?まわしものです!
結構お世話になっているので!
年に3-4回薪割り大会を開いてくれています。
2tonぐらいはそこから調達できちゃいます。
27Ton薪割り機があるので楽勝の薪割り大会なんですよー。
参加の際はレポートしますね。
 
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