BMW Z3 パワーシートのガタ

BMW Z3は前後スライドのみパワーシートになっているのですが
前後に1cmぐらガタガタ動きます
ブレーキで前、アクセルONで後ろと・・結構危険です。
 
BMのディーラーに確認すると
シートレールアッシー交換で10数万円!
そりゃあねえだろとネット検索
 
便利な世の中になりました
さて、修理日記です。
興味のない方はスルー
 
まずはシートをはずします
舶来ものなので使っている部品が国産とはずいぶん違います
16mmのボルトです。国内では17mmが多いようです
ちなみに前は13mm
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前後4つのボルトをはずして
最後にシートベルトをはずします
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ネクターの結線を確認しはずします
これでシートを取り外せます
※バッテリーは事前にはずします
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シートレールの位置をマークしてばらします
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車側起点になっているボルトを外します
ちなみにトルクルの50 
バイクもそうですがBMはトルクルを多用しています
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こちらがシート側 T25
これをはずします
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出てきました
問題の部品です
グリスとゴムでぐちゃぐちゃです
跡かたもないですが、矢印のところに
2.5mm厚のゴムのシートが緩衝材として入っていたようですが
耐油性がなかったようで溶けてぐちゃぐちゃになってます
つまりこの隙間の分だけ前後に動いていたということです
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そもそもこれって構造的な欠陥じゃない?
このゴムシートがあれば事は済むのですが
部品設定がありません
ということで作ります
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隙間は5mm 3mm2枚ではNGまた、ゴムに綺麗に穴をあけるのは
結構難しい、木工ドリルでは綺麗に空きません
最終的には2mmのゴムシート、ドリル用のポンチを調達し
 
 
ゴム加工は完了
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再組立も色々ありましたが
なんとか組み上げて完成しました
 
午前中に片付けて午後は薪割り!
のつもりでしたが一日掛ってしまいました
 
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